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2010/8/26涸沢~北穂

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翌日、北穂までいくことになった。 コースタイムで2時間ちょっと。 涸沢岳(3110m)は楽勝。 あっというまに登り切ってしまった。 そこから高度感のある岩場を歩いて北穂高へ。 ピークはかなり広く、天体観測できてし まいそう。 北穂小屋はちょっと臭う小屋だったが涸沢カールの眺めも良かった。 が、テン場がそこから10分ほど下ったところにあり、トイレも水場も小屋まで戻らないと ないそうだ。しかもNo3のテン場はうんちがあったので現在使用禁止だって。そりゃトイレがないのが悪い。 ここから僕は涸沢カールに行き、友人は槍様を目指すことになる。 全行程テン泊自炊の予定だったので、とうぜん友人もシュラフとマットを持っているし、僕は食糧を持っていない。 いくつか装備を分け合い、私のみカールへ下る。 南岳へ行くには反対方向に行くので、ここから友人は小屋泊になる。 北穂~涸沢カールの 下り坂は意外に浮き石が多く道も不明瞭な箇所があった(というか僕がマークを見落としがちなんだが)。 曲がるべき所を曲がらず違うところへ降りてしまった ときは浮き石だらけであがるにあがれず下はどんどん急になっていくし、 怖かった。水筒とかめがね落ちてるし。 すっごい素敵な涸沢小屋を抜けて涸沢ヒュッテで幕営。 夜になるとテントが多すぎて自分のテントがどれだかさっぱりわからなかった。 コンパスで位置を記憶しておいたにもかかわらず。 調理用のコンロは二人で1台しか持ってないので私はメタでパスタを茹でる。 ミリタリーメタは意外にもちょうどいい火力と時間だった。アルコールもないのでスピリタスを薄めて飲むしかない。 腰のあたりに大きな石があったのと汗がべとついたのとで夜中何度も起きてしまう。体を拭きたいが、寒くてそんなことできない。 テント内の温度計は7度を指していた。

2010/8/25奥穂高岳

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朝6時に上高地入りカッパ橋を通り、登山道へ。 なぜか荒れている道( 岳沢便り参照 )があったりして、あとで知ったのだがこの辺は立ち入り禁止だったらしい(?)。 天然クーラーとか聞いていたけどおもったよりもずっと小さかった。これなら奥多摩の新発見鍾乳洞の方が。。。涼しいじゃん。 8/1にできたばっかりの岳沢小屋で一休み。 食糧係が忙しくて面倒で持ってこなかったとの発言でじゃっかん不安になる。 のでドーナツを買う。 すてきな岳沢小屋 ガレ場横の素敵な道を登ってゆく途中に、木苺のようなのがなっていた。 なにやら4種類あることを発見しました。 ・わずかに渋みのある酸味が強いけど甘くて大きさ1センチくらいの。 ・それを3センチくらいに大きくしたような感じのもの(ただし苦みはほとんど無い)。 ・ほんっとーに甘くて莓みがあってわずかに酸っぱいもの。 ・ラズベリー(?)。莓じゃないものでも赤い実があったりするが、たいてい渋みが強い。 けしてとったり食べたりしてません。 岳沢を抜けると雪渓を脇目に重太郎新道を歩く。 これがなかなか膝に辛い。 途中血のようなあとがあったりするが、下りだったらかなり危険な道だと思う。 急だし、岩も多い。 が、浮き石はほとんど無いように思う。 登り切る頃には左膝が痛んできたのでテーピングと湿布で急遽対処したらわりとすぐに痛みは取れた。 こういうときは単独行より複数がいいなぁと思う。一人じゃ湿布なんて持ってきてない。 このままではいつ槍様へたどり着けるのかわからなかったため、紀美子平で休んで、前穂高岳までの200mピストン(高低差170mくらい)は諦めることにする。 吊尾根 ゴロゴロした吊尾根からは涸沢カールと大雪渓が近くに見える。 吊尾根はルートを外れなければしっかりした石ばかりだが、ちょっとでもマークを失うととたんに浮き石になって危険。 一抱えもある岩にしがみつこうとしたら、ぐらっと揺れた。そのまましがみついてしまったら、、、どこまで落ちただろう。 奥穂高岳ピーク(3190m)には鹿児島大学山岳部の先客がいた。一人、可愛い子がいてドキドキしてしまった。 穂高岳山荘へ行くためにちょっとビックリするくらいの崖を降りる。はしごがなければ懸垂2,3回しないと降りられないよ

伊豆山(44.6)

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そんなに暑くないと思ったが汗で顔がべとべとになっていた。 今回は伊豆山にアルパインスタイルで挑むことにする。 天候がよく、雪は山頂しかにしか積もっていないという情報を元にアプローチシューズのクロックスだけで挑むことにした。 伊豆山を目指して登山口からはいるといきなりタイガーが出迎えてくれた。 ここら辺の虎は凶暴なので近づかないよう茂みに隠れつつ中継地点まで急いだ。 中継地点の山小屋で一泊する。 そこは山小屋とは思えないほど豪華な建物だった。 プールまでついている。 2泊目はここのテン場で野営することにした。 天気がいいからか、このような険しい山奥でもテントを張っている人がけっこういるみたいだ。 だが、この人たちはここが最終目的地であって、伊豆山までたどり着けるものはいない。 朝のうちに沢を遡行してしまうことにした。 このように両側が切り立った岩になっているので鉄砲水が来たらひとたまりもなく押し流されてしまう。 万が一のためにもザイルで確保しつつ遡行していく。 途中から水が無くなってしまいました。 猫がいるようだが、これは猫ではなくてネザーランドキャットといって、ヒョウの一種で恐ろしい動物のようだ。 お昼過ぎには伊豆山のピークに到達する。 山頂には雪が残っていて、かき分けるようにして山頂の標識を探し出した。 おかしな呼吸をしながらランニングの準備運動をしている野人を横目に水場で水を飲んで山小屋を目指す。 写真を撮ろうかと思ったが何をされるかわからないので撮れなかった。  この山には恐ろしい感染症が潜んでいるので国立感染症研究所があるのだ。 ここを山小屋として利用できる。 私が以前おじゃましたのは国立国際医療センターだったが、ここでも良かったかもしれない。 かえりにパタゴニア直営店とカラファテにいきました。 おなかすいた。

伊豆ヶ岳岩場演習

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西吾野駅から鍾乳洞近くの森坂峠を通って、一般道へ出る。 森坂峠をあがって右に行くと鍾乳洞があるのだが、今回はスルーしてしまった。 ひたすらつかれる一般道を歩き、道無き道を歩き、タヌキの死骸を横目に見ながらチョウチョの群生を駆け抜け、謎の横穴を覗き込み、関東ふれあいの道へでる。 私はただただ疲れたと弱音を吐いていた。 疲れたなんていってたら面白くもなくなるのでいいたくないのだが、言わずにいられないくらい疲れていた。 言わないように気をつけなさい。 伊豆ヶ岳は、はじめに見たときに比べたらたいして急な壁でもなかった。 いや、壁ですらなかった。 新しい地形図を見たら、森坂峠のさきの下久通(しもくずう)のあたりには民家がいっぱいあった。 さらにその先の関東ふれあいの道への道は、消去されていた。