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北岳

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昨日から精神的にまいっての山だった。 しかも電車からバスで1時間56分という非常に萎えさせるアクセスの悪さ。 テンションは下がり気味だったが登山口からは多種多様な植物がお迎えしてくれてテンションはあがったが、直後急登でまた萎えた。 やっと(コースタイムよりだいぶ早く)御池に到着すると、山ガール含めて大勢の人がいた! ちょっとびっくりするくらい多かったが、たぶん、別のルートから登ってきた人が多いんだと思う。 夕ご飯はサラスパとか、なんと同行者が梨を持ってきてくれていた!たぶん、テントを持っていた僕よりもザックは重かったのではないかと思う。 あと、アルファ米と牛丼、親子丼、ポーク。自作のアルファ米はテスト環境ではちょっとぐちゃぐちゃになっていたけどちゃんと時間をかけて戻せばしっかりした粒になってくれる。市販のものよりも1.3倍くらい早く戻せる。 ただし、テントは良い場所は全部取られていて、じゃっかん斜めのところに張ることになった。テントって、少しでも斜めだと寝にくいとういことがわかった。何度なおしても下にずれていく。 二日目 2010/09/19 草滑りの急登をひたすら登って森林限界を超える。今年はハイマツの実がなっていないのでホシガラスが葉っぱを食べていた。僕はハイマツの実っていうのは爪くらいの大きさだと思っていたが、本来、普通のマツボックリとかわらない大きさなんだそう。 どこかさみしげで、生きることの難しさを暗示していた。 山頂付近には赤色チャートといわれる紫色の石がたくさんある。 3000mの北岳肩の小屋に到着してそのまま北岳に登りにいく。到着すると、コスプレイヤーがいてびっくりした。 登ってきた高さは降りなければならないが、北岳小屋まですごい降りる。途中で、明日まくとはいってもこれを登り返して下山することを考えると引き返そうかと二人で本気で悩んでしまう。が、気づいたときには北岳小屋は目の前に見えていたので諦めててんとを張る。 周りのテントをみても、僕の張り方はだいぶうまいんじゃないかと思う。四隅のコードも全部調整すればかなりきれいに張れるようになった。 夕ご飯にはリガトーニというパスタとポーク、ポテサラおいしい。普段は好きじゃないほうじ茶もおいしい。テントの中でひたすら

2010/08/28 (sat)
徳沢~上高地~新宿

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明け方メタを途中で消火して冷ましたら結晶ができました。 昨日の隣のテントが朝早くからうるさかったので(というかテントを撤収していただけだが)朝4時半に目覚めてしまった。ゆっくりかたしてから上高地へ向かう。時間をもてあましてしまったので大正池など散策。デカザルのあとをつけたら怒られたりした。少し曇っていて穂高連峰の全貌は見えず、前穂と明神、ジャンダルムくらいしか見えない。一方焼岳は堂々とたたずんでいた。松茸日本酒を買ってバスの座席表を確認すると、僕の隣に知った名前が書いてあった。なんと途中で遭難したかと思って心配していた生き別れの友人の名が!。偶然にも同じバスに乗り合わせ、しかも隣の席だったようだ。びっくり。私の山行は、これにて終了、満足した。 梓川の支流。きれいな川でした。 後日談 数日して、足首が痛くなりました。 翌週の山歩きを中止したくらいです。

2010/8/27涸沢カール~徳沢

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涸沢ヒュッテからのモルゲンロート 起きるとテントはカラカラ。 テント内に空気を通せるようにしておいたので寒かったが結露はゼロ。 7時頃徳沢へ向かうパノラマコースを歩く。 徳沢~涸沢カールはかなり大勢が来ているルートだがけっこうガレ場が多い。後ろの方でガラガラと石の落ちる音が聞こえるし、補助のロープも張ってある。 当然だが、そんなものの助けは借りないで自分の手で歩いていく。 徳沢へはお昼についてしまうので時間を潰すために小キジを打ってから荷物をデポして屏風へ登った。 賽の河原という方へ行くと大きな石が乗っかっているだけのところだった。ざらついた岩なので靴が吸い付いて妙に心地よい。 ここでお弁当食べてもいいと思う。 屏風の耳(2565.4m)までは一般ルートで難なくいける。 ちょっとドキドキするところもあったような気がするが、別段何ともない。が、眺めは良く穂高連峰~常念岳やそのあたりまでパノラマが広がっていた。屏風ノ頭(2570m)は耳より低いと思ったのだがあとで等高線を数えると屏風ノ頭の方が高い。 三角点は耳にある。耳から頭へのルートは東側にハイマツの下をくぐるルート、西側に一般ルートがある。地形図上ではハイマツルートを指しているように思えたのでそちらから行ってしまった。ハイマツの下に見事に道ができていて蜂が群れる中をくぐり抜けていくと頭に到着した。 屏風から涸沢カールのパノラマ 岩屋のケルンを僕も積み上げ、耳に戻る。戻るときもハイマツルートを行くつもりだったのだが、どこをどう通ったのか西側ルートを通ってしまった。耳のてっぺんでは奥さんに電話しているカメラマンがいた。 かれこれ2時間くらい話してしまったのだが、道具にもこだわりがあり、どこかのテント屋さんに前室付きのテントの図案を持ち込んでカスタムで作ってもらったらしい。その工作代金を唯にして貰うかわりに図案をあげてしまったそうだ。本人は自分がテントの前室の発案者だというようなことを行っていた。 北アルプスは北鎌を除いてほぼ全部行ったそうだ。 こういうウンチク爺さんは話しているとめんどくさいが役に立つこともあるのは事実である。メタの燃やし方やテントの張り方を教わった(というか君ので正解だよ、みたいに行って貰っただけだが)。 もう一人耳まで登ってきた人