2010/8/27涸沢カール~徳沢

涸沢ヒュッテからのモルゲンロート


起きるとテントはカラカラ。

テント内に空気を通せるようにしておいたので寒かったが結露はゼロ。

7時頃徳沢へ向かうパノラマコースを歩く。

徳沢~涸沢カールはかなり大勢が来ているルートだがけっこうガレ場が多い。後ろの方でガラガラと石の落ちる音が聞こえるし、補助のロープも張ってある。
当然だが、そんなものの助けは借りないで自分の手で歩いていく。

徳沢へはお昼についてしまうので時間を潰すために小キジを打ってから荷物をデポして屏風へ登った。
賽の河原という方へ行くと大きな石が乗っかっているだけのところだった。ざらついた岩なので靴が吸い付いて妙に心地よい。
ここでお弁当食べてもいいと思う。

屏風の耳(2565.4m)までは一般ルートで難なくいける。
ちょっとドキドキするところもあったような気がするが、別段何ともない。が、眺めは良く穂高連峰~常念岳やそのあたりまでパノラマが広がっていた。屏風ノ頭(2570m)は耳より低いと思ったのだがあとで等高線を数えると屏風ノ頭の方が高い。
三角点は耳にある。耳から頭へのルートは東側にハイマツの下をくぐるルート、西側に一般ルートがある。地形図上ではハイマツルートを指しているように思えたのでそちらから行ってしまった。ハイマツの下に見事に道ができていて蜂が群れる中をくぐり抜けていくと頭に到着した。

屏風から涸沢カールのパノラマ


岩屋のケルンを僕も積み上げ、耳に戻る。戻るときもハイマツルートを行くつもりだったのだが、どこをどう通ったのか西側ルートを通ってしまった。耳のてっぺんでは奥さんに電話しているカメラマンがいた。
かれこれ2時間くらい話してしまったのだが、道具にもこだわりがあり、どこかのテント屋さんに前室付きのテントの図案を持ち込んでカスタムで作ってもらったらしい。その工作代金を唯にして貰うかわりに図案をあげてしまったそうだ。本人は自分がテントの前室の発案者だというようなことを行っていた。
北アルプスは北鎌を除いてほぼ全部行ったそうだ。

こういうウンチク爺さんは話しているとめんどくさいが役に立つこともあるのは事実である。メタの燃やし方やテントの張り方を教わった(というか君ので正解だよ、みたいに行って貰っただけだが)。



もう一人耳まで登ってきた人がいて、17時までに上高地に行かないと家に帰れないといって急いでいた。屏風から上高地への道はけして悪くないがちょっと歩幅の大きな石でみんな疲れるみたい。トリカブトは満開。カメ爺と一緒に徳沢へいくつもりだったが、煙草を吸って肺が弱いのか歳なのか持久力がまったくないのでお先に失礼した。

トリカブト


奥又白池への分岐の手前で河原を渡るのだが、梓川側にあるピークがあまりに目立つので河原を行ってしまった。150m位行って気づいたのだが、実際、地形図上では登山道と河原は交わるように思えた。交わる少し手前に滝があるようにも思えた。が、交わっていないとはいえすぐ登山道へ抜けられそうでもあった。だがそこまで下って登山道へ行けなかった場合500mくらい引き返さなくてはいけないのがめんどくさい。けっきょく戻って登山道を歩くときれいな道で感動した。変な岩場を下った所為で足首が痛くなった。徳沢に着く頃にはくたくたになってしまっていた。



徳沢ではカラフェス徳沢サテライトのような感じのイベントを開いていた。なんと、四角有里(よすみゆり)さんと四角大介さんがトークイベントをやるらしい。



私は最前列、真正面で参加。slow hikeをテーマに話して頂いた。有里さんは山スカの発案者(?)らしくて今のトレッキングブームを広めた人らしい。素敵な人だったしトークも面白かったのだが、熱が出てしまった。隣のテントがうるさくて、有里さんがいかに可愛いか、どれくらい好きなのか、サインもらいたいだの話していてうるさくて吐きそうだった。

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