阿弥陀岳1Sep12


今回の旅の目的は八ヶ岳最南端から乙女の水を飲んでキレット小屋テン泊して阿弥陀岳登頂です。

キレット小屋のキレットは切れ戸で、戸は土地と土地を峰で遮っているイメージです。
そこが途切れているから、切れ戸、つまりキレットです。
山肌に当たる風は圧縮されて凌線上を吹き抜けますがこのキレットは風の通り道でもあり特に風の強く吹くところでもあります。

阿弥陀岳とは名前がすごいですよね。
まさに阿弥陀様?阿修羅様?が居そうな山様です。
そこに南凌と中央陵というバリルートがあり、ここはそのうち行ってみたいのでその下見というか入り口だけでもみておくつもりでした。


そしてあずさでかいこいずみまで行きます。
発着時間:07:38発 → 10:05着
所要時間:2時間27分
乗換回数:2回
総額:6,080円

◇新宿 6番線着・9番線発 [10分待ち]
|  スーパーあずさ5号
|  08:00-09:53[113分]
|  3,260円 特急券1780円
◇小淵沢 [4分待ち]
|  小海線(小諸行)
|  09:57-10:05[8分]
|  ↓
■甲斐小泉

やられました。
小海線は先頭車両の先頭しか扉が開きません。
いちばん後ろに乗っていたので下車できませんでした。
さて、かいこいずみまで戻るとタクシーを呼んで観音平のだいぶ前の燕岩?でおろしてもらい1680円。
なんと駅で帽子をロストしてしまいました。



気分をとりなおし編傘山へ登頂します。
しかもどこにヒカリゴケがあったのか分からなかったです。



じつは編傘山は巻こうと思いましたがせっかくだしがんばれば時間も無理ではないので、ってことで登頂成功!



ヒカリゴケもみれました。




うわさには聞いていましたが青年小屋のテント場はキレイですね。





しかし目指すはキレット小屋です。
権限山頂で霧が深くなり道を見失いましたがGPSのお陰でなんとか復活できました。
じつはこのときコンパスを忘れてしまったと思っていたらしらない間に首にかけていたようでした。
それに気付かずひっしにGPSをみたり時計のデジタルコンパスをみたりしていましたが普通のコンパスひとつあるだけでずいぶん楽なんですよね。



岩肌がしっぽり濡れて滑りやすいのでここからヘルメット装着です。
万が一滑って頭を打ってしまい意識不明になってしまったら、低体温症で確実に死ぬでしょうね。
膝とスネのプロテクターもほしいですが。













キレット小屋でテントを張ろうとしたらかなりの人がすでに張っていてへんな土地しかあいていません。
途方にくれてふらふら歩いていると小道がありそこを進むとなんと4張りくらいできそうな広い土地があいていました。

テントをきちんと張り、カレーライスを作ろうと思いましたが沸点が低いし米を水に浸していないので芯が残ります。
アルファ化しておくか、水にあらかじめ浸しておく必要がありました。
まあでも食べられなくはないので炊き上がったらレトルトパウチにごはんを入れて冷たいカレーといっしょにいただきます。
お味噌汁には塩濃すぎで失敗作の自家製ビーフジャキーとうさぎ用おやつの乾燥キャベツを入れました。

夜は雨が降っていてたまに突風が吹きます。
今回分かったのは、下から風が吹きこむとテントが浮きます。
ガイラインしか張っていないからです。
万が一ガイラインが破断したりアンカーが飛んだ場合にはフレームがおれる可能性があります。
キレットのように風が吹き込む地形の場合には本体もペグダウンしなければなりません。

満月なので曇っていてもうすら明るい。
早朝の日の出は0517だそうですがそのくらいに出発します。





 思ったより水を消費してしまったので念のため赤岳で500cc補給します。
もし阿弥陀の水場がかれていたら最悪ですからね。

赤岳を下ったら間違えて行者小屋方面に降りてしまいました。
阿弥陀と行者の分岐から100mほど急斜面を下ってしまったようです。

気をとり直し阿弥陀へ行きますが、小雨にもかかわらずけっこう人がいますね。
阿弥陀直下の行者分岐から空身でピストンしている人が多いみたいです。

中央陵は危険なので立ち入り禁止のようです。

南陵は入り口だけでは雰囲気は分かりませんでしたがざれていたので懸垂したくなるかもしれません。











通常ルートを進みます。
2500mを下ったあたりから雲に切目が見え始めます。
八ヶ岳特有の針葉樹林体はしっとり濡れていいかんじです。



水場もありました。
毎分2リットルと少ないでしが。





キノコ取りに来ている人がたくさんいましたがトレイルの外を歩くのはどうなんでしょうか?

そうこうしているうちにカッパを脱ぎ、ヘルメットも脱ぎ、ストックを出して1130美濃戸へつきました。
バスを待って90分、駅についたら電車を待って90分、目白についたのは1930でした。

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