カビの菌株による毒性(東洋経済) https://toyokeizai.net/articles/-/425121?page=4 カビの中でカビ毒が知られているのは、コウジカビ、アオカビ、アカカビ(フザリウム)の3属にほぼ限られている。これらの属のいくつかの種で毒性が知られている。 ただ、アオカビ属とアカカビ属は種の同定が難しいことが多く、この2属のカビについては簡単に安全宣言をできない。これらのカビは日常的に食べる穀類や果物などによく生える。多くのカビ毒が慢性毒性なので、1度食べただけで健康被害が出るとは考えにくい。それでも、毒性が疑われるカビに汚染された食品は、カビ毒についての化学的検査が必要である。 主なカビ毒(食品分析開発センター) http://www.mac.or.jp/mail/070701/index.shtml 主なマイコトキシン、産生菌、汚染食品および毒性 マイコトキシン 主な産生菌 主な汚染食品 毒性 アフラトキシン (B 1 , B 2 , G 1 , G 2 ) A.flavus A.parasiticus A.nomius ナッツ類、トウモロコシ、コメ、ムギ類、 ハトムギ、綿実、香辛料 肝ガン、肝障害、腎障害 オクラトキシンA A.ochraceus A.carbonarius P.verrucosum トウモロコシ、ムギ類、ナッツ類、マメ類、 コーヒー豆、レーズン、ワイン、ビール、 豚肉製品 腎ガン、腎炎、催奇形性 トリコテンセン類 デオキシニバレノール ニバレノール T-2, HT-2 F.graminearum F.culmorum F.sporotrichioides ムギ類、コメ、トウモロコシ 消化器系障害、臓器出血、 皮膚炎 ゼアラレノン F.graminearum F.culmorum ムギ類、ハトムギ、トウモロコシ 女性ホルモン作用 フモニシン (B 1 , B 2 , B 3 ) F.moniliforme F.proliferatum トウモロコシ ウマ白質脳炎、ブタ肺水腫、 発ガン促進 パツリン P.expansum リンゴ、リンゴ果汁 脳・肺浮腫、毛細血管障害 パープレキシ https://www.perplexity.ai/search/uWq8pj5xRCehy0iKCj2sgg#0 青